絵本レビュー第二弾:絵本嫌いでもハマった『パンどろぼう』シリーズの読み聞かせテクニック | ふたばの再生ブログ

絵本レビュー第二弾:絵本嫌いでもハマった『パンどろぼう』シリーズの読み聞かせテクニック

離婚に向けて

前回の記事では、絵本が苦手だった長男がバムとケロシリーズ初めて最後まで読めた体験を紹介しました。

あのとき感じた「絵本って楽しいかもしれない」という小さな成功体験。

その気持ちを、もう少し広げてあげたい。

そして次に挑戦してみたのが、人気シリーズ、パンどろぼうでした。

結果から言うと、絵本が苦手だった長男が、このシリーズにどハマりしました。

今回は、そんな体験と一緒に、子どもが夢中になる読み聞かせの工夫を紹介します。

絵本嫌いだった長男がハマったシリーズ

発達障害グレーゾーンの長男は、もともと絵本があまり得意ではありませんでした。

• 読んでいる途中で席を立つ

• ページを勝手にめくる

• 最後まで聞けない

「絵本を最後まで読む」ということ自体が、なかなか難しかったんです。

それでも前回のバムとケロで初めて最後まで読めた経験があり、「もしかしたら、他の絵本でも楽しめるかもしれない」

そう思って手に取ったのがパンどろぼでした。

これが予想以上の反応。

テンポよく変わる展開と分かりやすいオチに引き込まれ、読み終わったあと長男がひとこと。

「もう一回!」

気がつけばシリーズを次々と読みたがり、最終的に全巻そろえることになりました。

絵本が最後まで聞けなかった子がシリーズを楽しみにするようになった。

わが家にとっては、それだけでも小さな奇跡でした。

保育の現場で手応えを感じている読み方

この変化には、もう一つ理由があります。

それは絵本に「動き」をつける読み方です。

私が働いている保育園でも、1〜2歳クラスの子どもたちに絵本を読む機会がたくさんあります。

この年齢の子どもたちは、まだ言葉の理解が発展途中なので、耳から入る情報だけで物語を追うのは、実はとても難しいことです。

「静かに座って最後まで聞く」小さい子どもたちには、これだけでもかなり高度なことです。

そこで私が意識しているのが、絵本に動きをつけること。

例えば

• 盛り上がる場面では本を小刻みに揺らす

• 追いかけるシーンでは横に動かす

すると、それまで別のことに気を取られていた子どもが

「なに?なに?」という顔で絵本世界にグッと入ってくれることが多いです。

言葉だけでは伝わりにくい場面も、動きが加わることで

「今、何かが起きている!」と視覚的に理解しやすくなるのだと思います。

そしてこの読み方が、『パンどろぼう』シリーズととても相性がよかったんです。

『パンどろぼう』シリーズで試した読み聞かせテクニックとあらすじ

有名な絵本ですが、実はそれまで読んだことがありませんでした。

読んでみると、このシリーズは

• 展開がテンポよく変わる

• 表情が大げさで分かりやすい

• オチがはっきりしている

という特徴があります。

そして、

盛り上がる場面で本を動かす読み方がとてもやりやすい。

ここでは、シリーズごとの簡単な内容と実際にやっている読み方を紹介します。

パンどろぼう

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あらすじ

世間を騒がせる謎のパン窃盗犯――パンどろぼう。

彼は“うまいパン”だけを狙うという独自の美学を持っていた。

そして今回、ターゲットに選ばれたのは町のとあるパン屋。

計画は完璧のはずだった。

しかし――

盗んだパンを口にした瞬間、事件は思わぬ展開を迎える。

「まずい!!」

このひと言で、運命の歯車が動き出す。

注目シーン

パンを食べて「まずい!」

→小刻みにガタガタ震わせる

パンどろぼうVSにせパンどろぼう

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あらすじ

パンどろぼうの店で発生した連続パン盗難事件。

現場に残されたのは、不審な“パンの痕跡”。

捜査を進める中で浮かび上がったのは、

もう一人の“パンどろぼう”の存在だった――。

追跡、対峙、そして衝撃の動機。

この事件の裏には、

思いもよらない「家族の物語」が隠されていた。

注目シーン

犯人がパンどろぼうに噛み付くシーン

→小刻みに揺らす

パンどろぼうとなぞのフランスパン

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あらすじ

店を襲う、謎の破壊事件。

荒らされた店内、消えない違和感。

犯人は誰なのか――。

逃走、暴走、そして異様な存在感。

かつての事件関係者の証言から、ついに正体へ迫る。

だがそれは、

パンどろぼう史上最大級の厄介な相手

だった。

注目シーン

フランスパンが予想以上のサイズ感に圧倒されるシーン

→絵本を縦にして小刻みに揺らす

犯人がパン泥棒を威嚇するシーン

→子どもの前に近づける

パンどろぼう おにぎりぼうやのたびだち

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あらすじ

おにぎりぼうやは、毎日おにぎりばかりの生活に耐えかねて両親と言い争いになり家を飛び出す。

そんなとき、運命の出会いが待っていた

それは――

ふわふわで、あったかくて、いい匂いの食べ物。

シリーズのルーツにつながる、エピソードゼロ的なお話。

注目シーン

おにぎり坊やが坂を転げ落ちる

→小さく円を書くように

パンを初めて食べて感動する。

→小刻みに揺らす

パンどろぼうとほっかほっカー

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あらすじ

パンどろぼうはパンの配達で歩いて遠いところまで行くときにトラブルが。

事件性はなく、そこで出会った車屋さんにキッチンカーを作ってもらうことになる。

夢のようなパン尽くしのキッチンカーができあがる。

そこで焼き上げたパンとは…??

注目シーン

通りすがりの車に水をかけられる場面

→小刻みに揺らす

キッチンカーを飛ばして走る場面

→スライドさせるように

パンどろぼうとりんごかめん

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あらすじ

取引先の農園で果物泥棒が出現。

解決しようとするパンどろぼう。

そこに謎のヒーローりんごかめんも参戦。

その正体とは…。

その戦闘能力に驚きを隠せない。

注目シーン

りんごかめん登場シーン

→小刻みに揺らす

必殺技炸裂シーン

→子どもに向かって近づける

パンどろぼうとスイーツおうじ

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あらすじ

今回の舞台は、なんとスイーツおうこく

スイーツおうじは、スイーツ以外のものをまったく食べようとしません。

困ったおうひさまは、パンどろぼうに助けを求めます。

ところが――

おうじはパンどろぼうを追い返そうとさまざまな仕掛けを用意していて…?

迷路や絵さがしなど、これまでのシリーズにはなかった遊び要素も登場する最新作です。

(実は私もまだ読めていないので、子どもと一緒に読むのを楽しみにしています。)

読み方アイデア

どの本も本当に美味しそうなパンがたくさん出てくるので、「どれが食べたい?」「アーン」と口に運ぶようにしても喜びそうです。

読んだ後のひと工夫で療育にもつながる

読み終わったあとに、

簡単な問いかけをするのもおすすめです。

例えば

• 「誰がいた?」

• 「どんな気持ちだった?」

• 「次はどうなるかな?」

物語に入り込んでいるタイミングだからこそ、子どもは自分の言葉で答えやすくなります。

家庭でも、語彙や表現を引き出すきっかけになります。

絵本の大切さと療育の視点

療育でも、ほぼ毎回絵本の時間があります。

理由はとてもシンプルで、

絵本には

• 語彙力

• 理解力

• 想像力

を自然に育てる力があるからです。

普段の会話では出てこない表現に触れることもできます。

例えば

• 「びっくりした!」

• 「どうしたらいいのかな?」

といった、物語ならではの言い回し。

また

• 文の組み立て

• 気持ちの表現

なども、ストーリーの中で自然に学んでいきます。

絵本を楽しむことは、

発達を支える大切な経験になると療育先の先生からも説明を受けました。

まとめ:親子で笑って楽しむことが一番

読み聞かせは、知識を与えるだけの時間ではありません。

驚いたり、笑ったり、一緒に物語を楽しむ時間。

そんな体験が積み重なることで、子どもは少しずつ「本って楽しい」と感じるようになるのだと思います。

絵本が苦手だった長男も、パンどろぼうシリーズや、バムケロシリーズをきっかけに絵本の時間を楽しむようになりました。

もし「絵本にあまり興味がないかも…」と感じている方がいたら、ぜひ一度このシリーズを試してみてください。

お読みいただきありがとうございました!

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