発達障害グレーゾーンの困りごと対策|家庭でできる声かけ8選【誤学習・未学習を防ぐ!発達の気になる子の「できた!」が増えるトレーニング 】レビュー | ふたばの再生ブログ

発達障害グレーゾーンの困りごと対策|家庭で今すぐできる「声かけ」8選

育児

発達が気になる現在5歳の長男。

困りごとのオンパレードだった2歳~4歳のときは「どう教えてあげたらいいか分からない」「専門的な知識がないから無理!」と一人で悩んでいました。

でも実は、ある本をきっかけに、日常の「ほんの少しの関わり方」を変えるだけで、子どもの行動は変わるということを知ります。

この記事では、特別な教材を使わずに、今日から家庭で実践できる具体的なトレーニング7選をまとめました。

読んだ後には、

• 「待てない」「奪う」と言った困りごとの具体的な対処法

• 親のイライラを激減させる「境界線」の引き方

がわかります。

著書【発達の気なる子の「できた!」が増えるトレーニング】

私に子どもへの関わりのヒントをくれたのは、長男が通う療育施設にあった本でした。


今回のメソッドの出典・著者紹介

この記事は、以下の書籍の内容を参考に、わが家で実践し効果があったものを厳選しています。

• 橋本美恵 氏:公認心理師・臨床発達心理士。療育現場で30年以上の経験を持つ発達支援のスペシャリスト。

• 鹿野佐代子 氏:33年間の障がい者福祉現場経験を持つ、暮らしの支援アドバイザー。

長男の気になった困りごと

・待てない/衝動的に手が出てしまう

・物を奪い取ってしまう

・叱っても伝わらない

・「手伝って」と言えない

・完成品を壊してしまう

今では、これらは「わざと」ではなく、行動の選択肢をまだ知らなかっただけなのだなと理解できます。

家庭でできる具体的トレーニング7選

「手はおひざ」を習慣にする

何か目の前に出されると、光の速さで手を出そうとする長男。

食事の配膳中やお絵描きの準備中。

あとは、すごく共感してもらえると思うのですが、組み立てが必要なおもちゃの準備中(笑)

「触らない!」と声をかけていましたが、本人的には「これ触りたいのに、じゃあどうすれば?」という状態だったのかなと思います。

待つ場面では必ず「手はおひざ」と声をかけるようにしました。

最初はなかなかできなかったので、後ろから手を持って、動きを一緒に練習していました。

「手はおひざ」を一時的に頑張れば、最終的には触らせてもらえるんだという経験の積み重ねから、少しずつ待てるようになりました。

衝動的に触ろうとする場面でも、

「手は…??」と声をかけると、自分でどうすべきなのかを考える練習にもなります。

効果は、

・衝動的に触る行動が減る

・親の「触らないでって言ってんの」が激減

・指示が通りやすくなる

これだけでこんなに楽になるのかと思いました。

「待てる時間が10秒伸びる」だけで、

日常のストレスは驚くほど減ります。

叱るときは“正解行動”をセットで伝える

× ダメ!

× 危ない!

ではなく、

〇 走ったからぶつかりそうで危なかったよ。歩こうね。

「どうすればよかったか」まで言語化します。

まだ言語理解が追いついていないときは、絵を描いて説明していました。

公園で紙がないときは、砂に絵を描いて説明していました(原始人の教育法)

褒めるときも具体的に伝える

△すごいね

〇 最後まで座って待てたね

何が良かったのかを明確にします。

自分の世界観が強い頃は、何を褒められているのがよく分かっておらず、褒められても嬉しそうにする様子がありませんでした。

伝わっていないと感じる場合は、

ハイタッチなど感覚的なアクションで伝えることも効果がありました!

 受け取るときは手のひらを上にする

物を受け取るときは、

子ども → 手のひらを上に

大人 → その上に置く

これを徹底します。

以前は私が何かを渡そうとすると、自分で掴み取っていましたが

こちらが子どもの手のひらに置くことで、何かをもらう時は【相手のタイミングに合わせなければいけない】という基本が身に付きます。

・奪い取り防止

効果は…

・相手のタイミングを待つ練習

・「ちょうだい」のジェスチャー練習

子どもが手のひらを上にして、こちらのタイミングを待っている、それだけで「やりとりできている」感じがしました。

渡すときは必ず「どうぞ」と言う

つい、朝の着替えを渡す時に投げてしまったり、

ついつい、ティッシュを渡す時投げてしまったり…。

子どもは大人の行動を基準に学びます。

物を投げて渡すと、「それが適切ではない」ということが分かりません。

できるだけ、手本を見せるように「どうぞ」と渡すように心がけました。

咄嗟に投げて渡してしまったときは、「ごめん、投げちゃった〜」と付け加えました。これは私の基準ではセーフです。(ゆるっ)

先に手を出さず「困ってる?」と聞く

子どもがパズルをしているとき、ものすごく手を出したくなるのは何かの本能でしょうか。

パズルに限らず、なかなか自分ではできそうにないとき、すぐに助けるのではなく、

「何か困ってる?」と問いかけます。

目的は、

・「手伝って」と言う練習

・SOSを出す力を育てること

これからたくさんの人の手を借りながら生活していくであろう長男の自立の土台になります。

完成したら「できました」と言う

何か作ったとき、終わったとき、長男は作り上げた瞬間に壊していました。

完成させることが目的ではなく、壊すことが目的になっていました。

長男にとっては

「作ること」よりも「壊す刺激」の方が強かったのかもしれません。

そして完成させた物を大切にするという経験がないため、お友達が作ったものを壊しても、悪いことをしたという認識さえ持てないようでした。

何かを完成させたら、壊しそうな手を止めて

「できた」と報告する練習をしました。

そして完成させたことをたくさん褒めました。

できた、できないはそこまで重要ではなく、「人に報告」するということが重要であり、相手と気持ちを共有する経験を積むことになるんだそうです。

「壊す刺激」を「褒められる刺激」で上書きするということ、これはとても根気がいりました。

でも今では、何か力作ができると「見て!すごいのできたよ!」と報告をしてくれます。

そのたびに成長を感じています。

 決定権は親にあると伝える

公園で帰りたがらない…あるあるですよね。

「まだ遊びたいよね」と気持ちは受け止める。

そのうえで、

「でも決めるのはお母さんだよ」

と境界線を伝えます。

もちろん、言った瞬間に「わっかりましたぁ!」と爽やかに帰れるわけではありません(笑)

必殺、高周波奇声で反撃される期間も長く、心が折れそうにもなりました。

でも、「お母さんが決めたことはひっくり返らない」という境界線を引くことで、少しずつ切り替え(諦めとも言う)が早くなりました。

自分以外の人に決定権があるということを知っておくことは、学校や職場での生活の基盤になります。

気持ちを代弁した上で、「でも決めるのはお母さんだからね」と伝える。

自分が決められること、親が決められることの区別がつくようになるそうです。

まとめ:おうち療育は「3回分の平和」

これらを意識してから、

• 物をもらうときは相手のタイミングを待てるようになった

• 手はお膝が定着し、触ってはいけない物を我慢できるようになった

• 「手伝って」が言えるようになった

変えたのは、日常の取り組みだけです。

最初のうちは10回中7回はうまくいかず、

「なんでこれだけのことでこんなに苦労するの?」

「もう野生のまま育てるか…」

と心が折れそうになったときもあります。

でも、残りの3回が平和になる。 その「3回分の心の余裕」のためと毎日の泥臭い積み重ねが、子どもの「できた!」に繋がっているように思います。

実は、わが家にはこれからさらに高い壁が待ち構えています。

• 時計の読み方(時間の概念、難しすぎませんか?)

• 文字の習得(鏡文字、いつ直るの?)

• 大きい数の概念(100以上はどう教えればいいの?)

我が家にとっては気が遠くなりそうな超難関スキルですが、この本にはこれらについても驚くほど具体的な教え方が記されていました。


「どう教えていいか分からない」と一人で頭を抱える時間は終わりにして、私もこの本を相棒に、一つずつ壁を乗り越えていこうと思います。

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