【体験談】療育スタートから1年半|不安だらけの親が感じた子どもの変化と途中経過

育児

療育は意味ある?4歳から通った1年半を親目線で振り返る

発達障害グレーゾーンの長男が療育に通い始めた、1年半前。

「この子は伸びるんだろうか」よりも、

「私はこの現実を受け止め続けられるんだろうか」

そんなことばかり考えていました。

指示は通らず、好き放題に動き回り、制止されると奇声。

待合室のモニターに映る長男の姿を見るのが、とにかくつらかったです。

「本当に意味があるのかな」

「この子は、ずっとできないままなんじゃないか」

前向きになろうとしても、すぐに不安に引き戻される。

しばらくの間はそんな気持ちのまま通っていました。

この記事は、「療育をしたらこうなります」という正解を書いたものではありません。

今も不安だらけの私が、長男と一年半通ってみて感じた、療育の途中経過の記録です。

※成長のスピードや困りごとは、お子さんによって本当にさまざまです。あくまで我が家の一例として読んでいただけたら嬉しいです。

療育開始時(4歳2ヶ月)と現在(5歳8ヶ月)の比較|何がどう変わった?

あいさつ・指示理解|療育開始時と現在の変化

当時

「これからお勉強を始めます」という挨拶は、まったくできませんでした。

先生に促されても、手本を見せられても本人はポカーン。

ホワイトボードに書かれた時間割に釘付けで、話はほとんど入っていませんでした。

毎回ではありませんが、

「これからお勉強を始めます」と言って、お辞儀ができる日が増えました。

目を逸らしがちではありますが、促されると目を見て挨拶をしようとします。

お気に入りの先生には「〇〇先生、げんき?」と声をかけることもあります。

それを見たとき、通所当初から見てくださっている先生と、思わず顔を見合わせました。

一年半前の長男は、他人にほとんど興味を示さない子だったからです。

絵本の時間|言葉の理解・気持ちを答える力の変化

当時

一応座ってはいるものの、

勝手にページを進めたり、戻したり。

先生の質問にも答えられず、

知っている単語をとりあえず言うだけで、会話は噛み合っていませんでした。

分かるものがあると、

「ちょっと待って?これは〇〇?」

「これ〇〇だぁ!」

と、言葉で伝えようとする場面が増えました。

「ノンタンはどんな気持ちだったかな?」と聞かれると、「悲しかった」と、まだ曖昧ながらも答えることがあります。

工作活動|指示に沿って取り組む力の変化

当時

工作自体は好きでしたが、指示通りではなく、完全にマイルール。

やりたいように進めていました。

指示された工程を意識しながら進められる日が増えました。

ただ、大好きなテープを使いたくて、「ここ、壊れちゃうからテープください」と、泣きそうになりながら交渉することもあります。

感情を抑えつつ、言葉で伝えようとする姿に、少しずつ変化を感じています。

積み木(模倣課題)|模倣・集中力の変化

当時

縦に重ねる、横に並べる、といった簡単なものは可能。

少し複雑になると、途中でやめて一人遊びに切り替わっていました。

6〜8個の積み木を使い、色や形も手本通りに再現できるようになってきました。

手本を見ながら、あれこれと考えながら取り組んでいる様子を見ると、さほど興味がないものでも「今はちゃんとやらなきゃいけない時間」と理解して頑張っているように感じます。

粗大運動(トランポリン・バランスボール)|多動・衝動性の変化

当時

正直、授業崩壊レベルでした。

走り回り、わざと壁に激突するなど危険行動もあり、途中で中断されることもありました。

その日の気分に左右されますが、以前ほど大きく崩れることは減りました。

ふざけて転ぶことはあるものの、ルールを意識しながら参加できる日が増えています。

集団課題|順番を待つ・友達と関わる力の変化

当時

順番を待つことや、友達と協力することは難しい様子でした。

とにかく自分のやりたい気持ちを抑えることが難しかったです。

・順番を待つ

・友達と一緒に物を運ぶ

といった課題に、参加できるようになってきました。

コンディションによっては、気持ちが崩れるときもありますが、以前のように完全に崩れることは少なくなりました。

指示理解・会話|質問に答える力・やり取りの変化

当時

簡単な指示でも興味がないものは耳に入りにくく、質問に答えることもほとんどできませんでした。

「朝ごはん何食べた?」

「誰と来たの?」

といった質問に、言葉で答えられる場面が増え、さらに話したいエピソードを付け加えて伝えられるようになってきました。

親としては、ここが一番大きな変化に感じています。

療育に通って1年半経っても残っている課題

子ども同士の会話

発音が不明瞭なため、大人には伝わっても、子ども同士では通じにくいことがあります。

例:

・パトカー → はぽかー

・かして → かちて

話す場面の切り替え

話せるようになった分、話してはいけない場面でも話し続けてしまうことがあります。

集団療育で誰も興味のないイノシシの話をし続けているのを見た時は、教室に入って止めたい衝動に駆られました(笑)

負けたときの対応

ゲームで負けると癇癪は我慢できても、ゲームをぐちゃぐちゃにしてしまうことがあります。

その後の課題に引きずってしまう日もあります。

それでも以前に比べると、奇声を抑えられたり、立て直すまでの時間は短くなってきているように感じます。

療育に通ってよかったと感じていること(親の実感)

① いろいろな人と関わる経験ができたこと

担当の先生が毎回違うことで、「特定の人」ではなく、いろいろな人と向き合う必要があることを、少しずつ学んだように感じます。

以前は、人にほとんど興味を示さず、自分の世界で満足している印象でしたが、療育を通して「人と関わることは必要である」ということに、気づいてくれたように感じました。

② 環境を少しずつ調整してもらえたこと

イレギュラーに弱かった時期、先生に相談すると「机の位置をレッスンごとに変えてみるところから始めましょう」と提案していただきました。

本当に小さな変化ですが、「いつもと違うけど大丈夫だった」という経験を積み重ねる。

その考え方は、家での関わり方を見直すきっかけにもなりました。

③ 母の視点も変わった

「できないことをなくす」よりも、「困ったときに、どう支援するか」を考えるようになったことで、私自身の見方も変わってきました。

まとめ|療育は意味があったのか?不安も残る今の正直な気持ち

療育は、行けばすぐに変わるものでありません。

何も変わっていないように感じる時期の方が、ずっと長かったです。

一年半前の私は、モニターに映る長男を見ながら「とんでもない子が来た、って思われているに違いない」そんな被害妄想のような気持ちに苦しんでいました。

今も、課題はあります。

不安がなくなったわけでもありません。

それでも一年半前と比べると、「伸び悩んでいた時には想像できなかったくらい成長している」と、心から思えます。

迷いながら療育に通っている方、これから始めようか悩んでいる方に、少しでも参考になれば嬉しいです。

お読みいただきありがとうございました!

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