園選びスタート当時の発達状況
我が家の長男は、発達がゆっくりです。
幼稚園選びをし始めた3歳3ヶ月の時点での発達段階はこのような感じでした。
・癇癪・奇声が多め(切り替えは早い)
・言葉も遅い。「あれ」「それ」「あっち」で日々を乗り切る
・集団行動×「他人に合わせる?はぁ?」状態
・コミュニケーション△気分が乗った時だけ人が好きになる。その他はマイワールド。
・発達センターの親子教室で、様子見と言われている。その時の様子はこちら。
そんな長男の園選びの経験をお伝えしたいと思います。
見学体験レポート
まず前提として、待機児童が多い地区だったので、保育園入園はできませんでした。
就労を考えていた私は、延長保育がある幼稚園=子ども園を中心に、園選びを開始しました。
1件目
電話で問い合わせた時点で、「うちではついていけないと思う」と断られる。
ちょ待てよ早wと内なるキムタク出ちゃう。でもまだ1件目だしね、大丈夫大丈夫と平静を装う。
2件目
初めて見学できた園。
リトミックの時間を見学するも、全く興味がなく、私の手を引きながら「あっちあっちー」と連呼。
園長の冷たい視線を感じ、オワタフラグ即上げの私。案の定「うちには合いません。多動でしょ?」と園長からぶった斬られる。言葉選び下手くそかと泣きながら帰宅。
3件目
子どもファーストで雰囲気は良いが、副園長が長男を試すように「〇〇持ってきて?」と質問してくる様子に少し違和感。
面接もあり、発達ゆっくりの子の応募が多いと落ちる可能性もあることを説明される。
4件目: 現在の園
「うちではどんな子も受け入れます」と言ってくれ、加配をつけることも可能とのこと。
少し遠かったが、既に心がズタボロだった私は藁にもすがる思いで入園を決め、プレから通い始める。
※加配…通常の職員数に加えて専門的な支援ができる職員を配置する制度
園選びで大事な8つのポイント
本人をそのまま受け入れてくれるか
私はこれが1番だったと感じます。
みんなと同じにできなくて困る。こうなるべきである。という理念の元では子どもも親の苦しいです。
一番、子どもの問題や課題を分かっているのは親なのに、他者にまで強く指摘されるのは気持ちの逃げ道がありません。
今の園では「長男くんは成長している!でもこのままの長男くんも可愛い‼︎」と言ってくれます。親として、こんなにありがたい環境はないと思います。
園を見学にした際、またプレで通園した際に、
✔集団行動が難しい園児に、なんとか集団に入らせようとするのか、もしくは気が向くまでは寄り添う姿勢なのか
を見るようにしました。
加配・支援体制の柔軟さ加配・支援体制の柔軟さ
ここはもう少し確認すればよかったなぁと思ったポイントです。
加配制度の案内を受け、申請書を提出したのですが、実際はあくまで困った時のフォローという、基本は見守りのスタイルでした。
ぴったりとそばにいて、個別に絵カードを使って説明をしてくれることを期待していた私は、当初は「加配の意味ある…?」と心配になりました。
結果的に、長男には見守りスタイルが合っていたのかなと思いますが、
✔入園前に、どの程度フォローしてくれるのかは確認すべきだったなと思いました。
園の方針・教育内容との相性
園によっては全ての活動がカリキュラムとして組まれているところもありますよね。(1時間目、リトミック。2時間目、工作等)
2件目の冷徹園長の園はそのような方針で、長男には合わないと痛感していました。
現在の園では、年少時には午前中にも午後にも1.5時間ずつ自由時間を設けており、その他の時間は一斉活動の時間になっています。
年中、年長になるにつれ、就学に向け自由時間を少しずつ短くしているそうです。
集団行動も身につけてほしいけど、伸び伸びと楽しく通ってほしいという思いに合っているなと思いました。
✔見学の際に、時間割を聞くことは大事だと思いました。
先生の経験・理解度
偏見ではないのですが、若い先生に野生のイノシシは対応しきれないのでは…?という不安がありました。
その点も見学の際に聞いたところ、実務経験4年以上の教員が担任になることになっている。と説明を受けました。
✔若い先生であっても、ベテランの先生がどこまでフォローしてくれるのか、補助の先生は何人付くのかということは確認が必要なポイントかなと思います。
連絡・情報共有体制
その日の活動内容をノートやアプリで共有はしていない との説明を受けました。
まだその日に何があったかを説明することができなかった長男。往復バス通園の予定でしたが、それでは活動内容が全くわかりません。
そのため、帰りは園まで迎えに行き、直接先生にその日の出来事を聞いていました。
楽しかったことは何か、本人がストレスに感じることがなかったかを毎日確認することで、長男の言葉を代弁する機会になったと思います。(自転車で片道25分の送迎は大変でしたが)
✔日々の出来事はどのように共有してもらえるのか、聞いてみるといいのかなと思いました。
環境・施設の安全性
幼稚園教諭だった友達に、いい園は整理整頓されていると聞いたことがありました。
視覚優位で、とにかく気の散りやすい長男。おもちゃが見えないように目隠しされ整頓されている環境は、活動に集中ができるなと思いました。
✔整理整頓されている環境か、子どもの視線をベースにして環境整備がされているか見てみるのもよいと思います。
保護者との関係性
これは重要に感じない方もいるのかなと思いますが、今の園は色々な特性、障害のあるお子さんを受け入れていたので、同じ悩みを持つお母さんと友達になれたことは、私にとってはプラスになりました。
療育や、放課後デイサービスの情報を貰えることもありがたかったです。
✔園の経験値の予測にもなるので、特性や障害があるお子さんをどのくらい受け入れているのか、確認しても良いのかなと思いました。
ここからは就労予定の方のポイントです。
延長保育・長期休暇期間中の対応
延長保育の費用や受入人数、
また多くの子ども園が延長保育に切り替わるタイミングで、担当の先生も変わることになると思います。
ただでさえ、扱い方に注意が必要な長男。新しい先生が担当することに不安を感じました。
✔担任の先生としっかり連携を取ってもらえるのか確認をしました。
担任の先生と信頼関係を築いた方法
園に丸投げしない
長男の担任のハルコ先生は年少、年中と持ち上がりで担当していただいています。
今では何でも話せて信頼できる先生ですが、入園当初は対応に「ん?」と思うこともありました。
園から「困りごとがあります」と言われた時はこのように対応していました。
【次の行動の見通しが立たなく、パニックになると言われた時】
家庭でも同じ状況になったとき、「次は何をしますか?」と聞けるように繰り返し練習しました。
【イレギュラーな行事があるとパニックになると言われた時】
前日に、明日のイレギュラーな予定はありますか?と聞いておき、当日の朝、絵カードを使って「今日は誕生日会があるので、お友達のお母さんが来ます。あなたのお母さんは行きません」と説明をしました。
【少しでも服が濡れると着替えたくなるこだわりがある】
長男のイラストを描いて、小さな水・大きな水のカードをかざし、クイズ形式で答えられるようにしました。
「問題です!ドゥドゥドゥン!少し水が付いた時、着替えるでしょうか?拭くだけでしょうか?」というような感じです。
楽しく答えられるように試行錯誤しました。
療育で出してもらった対応策を共有したり、家で練習したことや、使った絵カードなどを実際に持参して、先生に、家庭でも一緒に取り組む姿勢を示しました。
最初はこの先生合わないかもと不満に思ったこともありましたし、逆にハルコ先生にも神経質な親かもと負担に感じさせてしまったこともあったともいます。
ですが、話し合いの積み重ねで「この女、熱いわね」とお互い信頼関係が築けたと感じます。
誰得|先生と何でも話せるなと思ったエピソードベストセレクション
①クラス対抗で玉入れをしたときのできごと。
結果、長男のクラスが負けてしまったそう。
長男、拳を振り上げながら、「うぉぉぉぉ」とひとり敵クラスに殴り込んだらしくて。
それを爆笑しながら話してくれたんです。
こんなあり得ない行動、普通だったら「今日長男くんこんなことがあって…けが人はいなかったからよかったんですけど
」っていうトーンになりかねないですよね。
でもハルコ先生、「クローズZEROかと思いました、学ラン見えた~」って笑ってくれて、しかも本当に面白かったのか、面談の度にその話して笑ってくれるんです。
深刻なトーンで言われたら、本当に落ち込んでいたと思います。
②いつもと違う活動に混乱して涙した長男。
少し気持ちが乱れたことを、帰り際にハルコ先生に聞きました。
ハルコ「長男くんの中でも整理中だったんですかね
」
私「PMSってことですか?」
ハルコ「違いますよ整理整頓の整理です!ギャハハハハ!」ヒーヒー腹抱えて笑ってくれました。
普通だったら「あ、そっちじゃなくて
」ってなりますよね。
素で間違えたとはいえ、若いおなごにとってはセクハラペアレントです。
思ってたんと違う、どんなエピソードやねんと
思った方、申し訳ございません。
でも日々長男の成長に悩む私には、笑いながら一緒に育ててくれる存在がたまらなくありがたいのです。
家庭でも安心して長男と向き合えるのは、間違いなくハルコ先生が支えてくださっているからです。
旦那ガチャは大外れだけど(自分で選んでおきながら)
担任の先生の出会いには恵まれて、本当にありがたいです。
まとめ
• 幼稚園選びでは、園の方針・支援体制・先生との相性が最重要
• 入園後は「園に丸投げせず家庭でも協力する」ことが信頼関係を作るカギ
• 先生が笑い飛ばしてくれるような柔軟さがあると、子どもも親も安心して過ごせる
入園後、最初の問題「不器用故、上履き履けない」
そして無事入園し、3日目に報告された問題がこちら。
「上履きがうまく履けなくてイライラしてぶん投げてます。」
ということで、速攻上履きが二代目になりました。
【IFME(イフミー)の上履きを選んだ理由】
履きやすさ・洗いやすさ・丈夫さ
その条件すべてを満たしてくれたのが、イフミーの上履きです。
使ってみて感じたメリットと、正直なデメリットをまとめます。
イフミーの上履きのメリット
マジックテープで着脱しやすい
当初はよくある1000円くらいのバレエシューズ型の上履きを用意しましたが、生地が固すぎて、踵に輪っかをつけてもうまく履けないようでした。
イフミーの上履きはマジックテープ式なので、履きやすさは抜群でした。
メッシュ素材のよさ3つのポイント
汚れが落ちやすい
乾きやすい
軽い
苦行、上履き洗いを乗り切るためには大事なポイントです。
カラバリ豊富で子どもが選べる
ホワイト・ブルー・ピンク・グリーン・イエローの全5色なので、「自分で選んだ」って気持ちを作れるのも良いポイントです。
インソールのスペア付きで“泥まみれ”に対応
晴れの日も雨の日も、園庭大好き界隈には本当にありがたい。
洗い替えが最初から付いているのは、イフミーくらいではと思います。
0.5cm刻みのサイズ展開
市販の上履きは1cm刻みの上履きが多いですよね!ピッタリが選べるのは安心ポイントです。
クッション性がある
床衝撃が少ないので、育ち盛りの足にも安心です。
園によっては1日中ずっと上履きなので、これは大事なポイントだと思いました。
デメリット
…名前どこに書く?
通気性は最高ですが、、
見やすいところに大きく名前を書くよう指定されることが多いので、「どこに名前書こう?」問題が起きます。
・つま先のレザー部分
・甲のゴム部分
このあたりに書くのが無難かな…??
暇になるとマジックテープをベリベリしがち
(ハルコによるタレコミ)
これは完全に性格によりますが、長男は手持ち無沙汰になるとこれをやるようです笑
うちの子も絶対やるわと上履きぶん投げそうになった方、朗報です。
︎マジックテープ無しタイプもある
ちょっと洗う面積が増えますが(と思ったズボラな女は私だけ)こちらはベリベリタイムの心配がありません(笑)
イフミー上履き まとめ
上履きに2500円⁉︎箱入り息子か!と思った方、私も思いました(笑)
でも実際に使ってみると、
• 着脱のしやすさ
• 手入れのしやすさ
…と快適さを考えたら、私は納得できる価格だったかなと思います。
園生活大丈夫かな…?と心配な親御さんたちへ、少しでも参考になると嬉しいです!
お読みいただきありがとうございました!


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