発達障害グレーゾーン5歳|2歳の頃の様子|おすすめの育児本

育児

チャクラを放つ2歳児

奇声と罵声と混乱の毎日。長男の2歳代は私にとっての育児暗黒期でした。

長男が2歳を過ぎたころ。

気に入らないことがあると、全身全霊で「キャーーーーーーーー!!!」と奇声。

ホップ☆ステップ☆奇声☆のリズムで助走をつけてからの、爪先からチャクラを練り上げ、口から放出(NARUTO世代です)

これが1日に何度も、15分に1回くらいのペースで起こるんです。

当時次男も産まれたばかりで寝不足だった私。この高周波が疲れた脳をぶち抜けます。そもそも生後半年の赤ちゃんと2歳の男児というコンボだけでいっぱいいっぱい案件なのに、その2歳ときたら意思の疎通が取れない奇声坊やと来た。私にはレベルが高すぎました。

心が折れた出来事。

仲良くなり始めたママ友(花丸家)と児童館で遊んだ日のこと。

花丸家とは長男、次男それぞれ誕生日が数日違いという共通点から仲良くなりました。花丸家の長男くんは言葉も早く、とても穏やか。対してうちの長男は言葉もほとんど出ていなければ、意思表示は奇声。

そんなご一行が児童館で遊んでいると、そこに別の男の子が近づいてきて、長男のトミカを触ろうとしました。取られると思った長男がトミカを振り上げ、その拍子に手からこぼれ落ちたトミカが男の子のおでこに当たってしまったのです。

男の子のお母さんは無言で児童館から借りた保冷剤を当て続け、私は必死に謝罪。目も合わせてもらえませんでした。(当然ですよね、大事なお子さんを傷つけたのです。)

その後も、花丸家の長男くんの車を取ろうとして叩いてしまうという最悪の流れへ。私は我が子に全力のメンチを切りながら叱責、花丸家ママは「大丈夫よ」と優しくフォロー。

優しい花丸長男は「いたくなかったよ」と健気に笑ってくれて。

かたや、事の重大さも理解できずトミカで遊び続けるうちの長男。この残酷な差に、胸が締め付けられました。

帰宅してから「もう絶対に家から出ない」と号泣しました。

弟への他害

そしてさらに深刻な状況は続きます。

弟への攻撃。止めても全く通じません。

・弟の上に乗る

・いきなり突き飛ばす

・つねる

とにかく衝動的で、目的も分からない。こちらの制止も届かない。

怒っても、泣いても、優しく言っても、どう伝えても、行動が止まらない時期でした。

無抵抗の次男が傷付られるのを見てどうしても冷静ではいられず、感情的にかなりきつく怒っていました。

長男のことが可愛いと思えない。母として認識されている自信もない。もう八方塞がりで、今振り返ってもとても辛い時期でした。

ただ長男にとっても、当時の私は、小言をいう上にけしからん童(次男)を抱いたババアでしかなかったのかなと思います。

長男に対して不満ばかりで、私と長男の関係は崩れていました。

ついに相談へ。2歳半で発達センターに

そんな毎日が続く中で、私自身が限界に近づいていました。「何とかしなければ」そう思い、2歳半で発達センターに相談することにしました。

そこからは親子教室に通い始め、少しずつ「この子の特性」が見えてきます。(検査や、親子教室の様子については長くなってしまうので別の記事にまとめたいと思います。)

そして、私はお家療育に出会うのです。

私にとって革命だった本

発達障害の子どもを伸ばす魔法の言葉かけ


これ有名ですよね。

でも当時の私は、この本を買うのをすごく躊躇っていたんです。長男を「発達障害」と認めたことになるような気がして。

でもこの本、決してハードルが高い本ではなくて、ちょっと困りごとがある、そんなお子さんにもぜひ読んでほしいです。子への関わり方に悩む親御さんに本当にオススメです。

① 叱らずに伸ばせる“具体的な声かけ”がわかる

・抽象的な励ましではなく、

 →「こう言えば動ける」と明確なフレーズが手に入る。

②家庭ですぐ使える

・朝の準備、片付けなど“日常のシーン別”で即使える

・絵が多く具体的に書いてあり分かりやすい

③発達心理の裏付けがある

・「なぜその言葉が効くのか」が理論と一緒に書かれるため信頼できる

④親のメンタルが楽になる

・この闇がずっと続くの?という気持ちが、「専門家が言ってること実践してるんだもん。きっと少しずつ前に進んでいるはず」という前向きな気持ちになれる。

要領の悪い母代表の私が実践した1つのこと

悪さしてないときは褒める!です(笑)

良いことをしたときに褒めるのではなく、悪させず息をしてたら褒めました。

「落ち着いて過ごせてるね」

→ただ立ってるだけ

「次男に優しくしてくれてありがとう」

→ただ近くに座ってるだけ

すると、長男が私に甘え始めたのです。

敵意がないババアだと感じたのかもしれません。

この本のおかげで、私が怒りの胞子を出しまくっていたこと(ナウシカ世代です)それにより、長男にとって、私は話を聞くに値する存在ではなくなっていたことに気付いたのです。

「こいつ、オレの気持ちを分かろうとしないくせに、自分の気持ちは押し付けてくるじゃん」という感覚です。

そして長男が少しずつ変わっていきます。(長くなったのでそのお話はまた次回に!)

子どもにどう接して良いのか分からない。困り事ばかりで可愛いと思えない。

そんな悩みがある方、ぜひ一度読んでみてほしいです!

最後に「話響かない系童」の親あるある言いたい

一度は絶対思ったことあるはず。

「一回うちの子育ててみて?」

穏やか系童のママからしたら、暴れる・泣く・うるさい・手が出る…

そういう子を“信じられない、どんな育て方した?”って思うと思うんですよ。

私も実際、同じ育児世代から冷たい視線を浴びてきたこともたくさんありました。

「いいからいいから、冷たい視線浴びせる前に一回やってみて?そういう国の決まりだから」と言ってみたい。

そして、出来る子と比較して落ち込んだときは、トイレットペーパーが送られてくる。そんな法令があったらいいな(どんな締め)

お読みいただきありがとうございました!

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